相撲人気を徹底解析その①「力士達の意識の変化と若手の成長」
2017/02/15
現在の相撲人気の理由はどこにあるのか!?
徹底解析していきたいと思います(^^)/
徹底解析その①!
賭博問題でどん底を味わった大相撲
まだ記憶に新しい2010年5月、大相撲夏場所の最中に野球賭博に現役力士が関与していると報じられます。
そして、当時の大関琴光喜や大嶽親方(元関脇貴闘力)など数十名に及ぶ力士が解雇となりました。
賭博や暴力団との関係について新聞などの紙面でも連日報道され、世間からの注目も大きく集まりました。
そして、9月の名古屋場所はなんとか開催されましたが、なんとTV中継はせず1日の取り組みが終わった後にダイジェストのみを放送するという事態となりました。
この野球賭博問題に関連し、相撲協会は名古屋場所で優勝者への天皇賜杯授与の自粛を決定。
名古屋場所で優勝をした白鵬は表彰式の土俵上、賜杯を受け取れない寂しさから大粒の涙を流したのです。
悲しいことに、問題はこれで終わりではありませんでした。
この問題がキッカケとなり大相撲人気が一気に降下する原因となった「大相撲八百長問題」が発覚。
相撲協会が2011年春場所の中止を決めるなどとても大きな影響を及ぼしました。
この本場所の中止というのは過去に1度だけ第二次世界大戦の戦災で国技館が破損しその改修工事の遅れの為に中止となったもので、不祥事による中止というのは史上初の事となりました。
更に、4月に予定されていた春巡業含め、2011年の地方巡業は全て中止となり大相撲ファンにとっては忘れられない出来事になりました。
相撲界でもたくさんの問題がありますが、やっぱりこの八百長問題というのは忘れられないものですよね(; ;)
変化した力士達の意識
こういった一連の問題を受け、相撲協会はもちろん力士達も一丸となり相撲界のために動いてきました!
今でこそ本場所や巡業でサインや握手に応える力士を良く見かけますが、数年前までは会場に入ってくる力士にサインを頼んだ子供が付け人に大声で怒られるのは当たり前の光景だったようです。
国技館内も以前はなかったたこ焼き、おでん、豚まん、窯焼きピザなどの売店が続々と出店。
野球場のようなビールの売り子も登場し、来場者特典がもらえる「和装day」や横綱・大関に赤ちゃんを抱っこしてもらう特典付きチケット、遠藤の「お姫様抱っこ」の顔出しパネル等々、数多くの新企画を生み出してきました。
(出典:まるほんネット)
また、人気力士たちによるイベントを開催したり公式Twitterなどで力士のプライベートショットを公開するなど、力士たちも積極的にイベントに関わりファンを大切にしてきたことで、少しずつ人気回復に繋がっていきました!
なかでも、特に意識が高かったのが白鵬でした。
東北各地で行われた東日本大震災の復興イベントなど白鵬自らが提案し実現をしてきました。
白鵬は2年以上1人で横綱を務めていたこともあり、常にトップで相撲界を引っ張ってきてくれました。
あの賭博問題が起きた当時もたった1人の横綱として大きな責任を感じていたことでしょう…。
そういった想いから、相撲業界を盛り上げる為に、ファンに応える為に行動してくれているのだと思います!
若手力士の成長
さらにもう1つの要因として、若手力士の成長が挙げられると思います。
相撲人気が高まる要因となった力士と言えば、やはり遠藤でしょう!
日本人力士の低迷期に登場した遠藤はまだ髷も結えず、ざんばら髪で四股名も本名、そして整った顔立ちという十分な話題性で一気に人気力士へと駆け上がりました!
(出典:日本相撲協会公式サイト)
怪我で悩んだ時期もありましたが、最近はやっと自分らしい相撲を取れるようになってきており、その人気も継続中です!
同時期に怪物と呼ばれた逸ノ城も大いに会場を沸かせてくれました。
逸ノ城も髷を結えない状態とあの巨体がとても印象的でしたね!
こういった若手力士の成長が相撲界にとって新たな風となったことは間違いないと思います!!
更に、現在はまた新たな新入幕力士石浦や、十両注目力士の宇良等、今後が楽しみな力士もたくさんいます(^^)
長年上位で頑張っている大関たちも今年はたくさんの見せ場を作ってくれましたね。
たくさんの要因が積み重なって、現在の相撲人気は上昇し続けています!
今後も、相撲界一丸となって盛り上げていって欲しいですね\(^o^)/
次回はまた別の角度から解析していきます!
それでは。
徹底解析その②はこちら→相撲人気を徹底解析その②
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