照ノ富士の変化に落ちた琴奨菊。強行の稀勢の里も相撲にならず…。(大阪場所十四日目)

大阪場所十四日目!

 

今日注目されたのはトップの2人。

 

この対決、それぞれに会場がどよめきました…。

 

それでは早速振り返っていきましょう(^^)/

 

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照ノ富士が1敗守るも観客からは怒号

今日注目された取り組みの1つ目。

 

大関復帰が掛かった琴奨菊と優勝を目指す照ノ富士の対戦。

 

琴奨菊 対 照ノ富士

どちらも負けられない勝負でした。

 

立ち合い前の表情を見る限り、照ノ富士の方が緊張しているように見えました。

 

そして立ち合い。

 

1度目は照ノ富士が手をつくのが早く、立ち合いが合わず。

 

そして2度目の立ち合い。

 

…なんと照ノ富士が変化!

 

互いにぶつかることなく琴奨菊はそのまま土俵に転がり、はたき込みという形で終了。

 

(出典:毎日新聞)

 

照ノ富士はこの変化について「土俵に上がってから決めた。一度決めたら迷ったら、あかん。」とコメント。

 

2015年名古屋場所では逆に琴奨菊が変化してカド番を脱出したこともあり、勝負に徹した照ノ富士がお返しした形となりました。

 

しかしまさかの展開に会場からは一斉に大ブーイング!

 

更には「帰れ!」という怒号も。

 

いやはやまさか…とは思いますが、実は1度目に立ち合いが合わなかった時にもしかしたら…という思いが一瞬頭をよぎりましたがそれが現実となりました。

 

この結果にはお客さんだけではなく協会関係者からも厳しい言葉が。

 

八角理事長は「真っすぐ行ってほしかった。勝ちたい気持ちは分かるけど、大関だからね。いい相撲を見て、お客さんは満足してくれる。残念は残念だね。(ファンに)見せるという認識がね。」とコメント。

 

そして幕内後半戦の審判長として正面土俵下から見守った審判部の二所ノ関部長も「上(=横綱)を狙う人がガッカリだね。」と。

 

大事な大事な1番。

 

みんなそれぞれ思うことはあると思います。

 

しかし結果が全てですこの世界は!

 

と言ってもスッキリしないでしょうね。

 

この取り組みを見て思い出されたのがちょうど1年前の大阪場所での千秋楽

 

白鵬と日馬富士の対戦で、日馬富士が勝てば白鵬と稀勢の里の優勝決定戦という場面でした。

 

そこで白鵬がまさかの変化で日馬富士を破り、優勝を決めましたね。

 

その時も同じように館内からは大ブーイングが起こり、表彰式を前に多くのお客さんが席を立ちました。

 

そして最終的には優勝インタビューで白鵬が涙するという事態に。

 

私が懸念するのはつまり、もし今回照ノ富士がこのまま優勝を決めてもこの時と同じような事になりかねないんじゃないか、という事です。

 

まだ稀勢の里にも優勝するチャンスはあるのでこんな事は憶測でしかないのですが…相撲ファンからすると人の感情が悪い方に動くのを見るというのはとても悲しいなあと思ってしまうのです。

 

せめて、これが明日の千秋楽で起きなくて良かったと思うことにしましょう。

 

今日の敗戦で大関復帰の望みが消えた琴奨菊は「自分との闘いと思って。結果論だから仕方ない。」とコメントしましたがやはりショックは隠しきれません。

 

言葉とは裏腹に表情は暗く、茫然としていました。

 

(出典:時事通信)

 

琴奨菊にとっては、力士としてある意味これからが正念場というところでしょう。

 

しっかり前を向いて進んでいってもらいたいです!!

 

稀勢の里、強行出場も無抵抗で連敗

昨日の日馬富士との対戦で左肩を痛めた稀勢の里。

 

今日の朝、強行出場を決めましたが果たしてその決断が正しかったのか…。

 

今日の相手は鶴竜でした。

 

稀勢の里 対 鶴竜

稀勢の里は痛めた左肩にテーピングをし、痛々しい姿で登場。

 

今朝、師匠の田子ノ浦親方が出場について「本人が出たいと言っている。体は動くので、これから先も長いので(休場してもいいのでは)という話をしたが、それでも本人は出られると。」と説明した通り、稀勢の里の強い希望で強行出場した事がわかりました。

 

注目された立ち合い。

 

稀勢の里は右の張り差しを試みましたが左を差せず、逆に鶴竜にもろ差しを許すとそのまま力なく寄り切られました。

 

(出典:毎日新聞)

 

全く勝負になりませんでしたね。

 

やはり左肩の状態はかなり良くないのでしょう。

 

見ているこちらが心配してしまうような取り組み内容でした。

 

勝った鶴竜ですが、今日の対戦が決まった時に「こんなやりづらいものはない。」という気持ちになったそうです。

 

それでも「土俵に上がった以上、自分の相撲を取ろうと思った。」と切り替え、一方的に決着がきまった取組後は「当たった瞬間に力が抜けていた。」と振り返りました。

 

鶴竜がこういうのですから相当です。

 

しかし鶴竜も「同じ立場だったら僕も出たかも。優勝の可能性あるし、ここまでやってきた気持ちもある。」と稀勢の里の気持ちを汲んでコメント。

 

稀勢の里は「明日、しっかりやります。」と厳しい表情で話しましたが果たしてこのままの状態で明日まともな相撲が取れるのでしょうか。

 

明日の千秋楽は逆転優勝の望みを懸けて、1敗で優勝争いのトップを走る大関照ノ富士との対戦です。

 

もしまた強行出場してこのような状態なら本割で照ノ富士に勝てても決定戦までもつか…しかし明日休場して照ノ富士の優勝が決まるというのもなんとも微妙な感じです。

 

強行出場しても休場してもスッキリしそうにありませんね。

 

とても複雑です。

 

しかし泣いても笑っても大阪場所は明日で千秋楽を迎えます!

 

どんな結果が待ち受けているのか、最後までしっかり見守っていきたいと思います!!

 

さて、明日は千秋楽(十五日目)!

明日も楽しみましょう!

それでは。


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