稀勢の里が逆転V決める!各人が苦しんだ終盤戦を振り返る!(大阪場所千秋楽)
大相撲千秋楽!
まずは、
稀勢の里優勝おめでとう!!!
今日もたくさんのドラマがありました!
早速振り返っていきましょう(^^)/
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「語り継がれる逆転優勝」
今日の千秋楽、一番の注目はやはり稀勢の里と照ノ富士の直接対決だったでしょう。
一昨日の日馬富士戦で左肩を負傷した稀勢の里。
昨日の鶴竜戦は、全く相撲になりませんでした!
今日の照ノ富士との対戦はどうだったのか、見ていきましょう。
照ノ富士 対 稀勢の里
新横綱としての初優勝をかけた稀勢の里。
そして大関としての初優勝をかけた照ノ富士。
どちらも勝負に掛ける思いは同じだったはず。
立ち合い、稀勢の里が右に変化しましたが手つきが不十分で不成立に。
そして2度目の立ち合い。
今度は稀勢の里が左に変化!
照ノ富士が稀勢の里の右前まわしを掴み、前に出て稀勢の里を追いつめます…!
しかし土俵際で稀勢の里が回り込みながらの突き落とし!!
この瞬間優勝決定戦が決定!
館内には大歓声が響き渡りました!!!
(出典:デイリースポーツ)
そして優勝決定戦…。
立ち合いから照ノ富士が中に入りもろ差しに!
またも稀勢の里を土俵際まで追いつめますが、
土俵際で稀勢の里の逆転の小手投げ!!!
(出典:毎日新聞)
誰が予想したでしょうか!?
この奇跡の大逆転劇に会場からは割れんばかりの歓声、そして拍手が湧き起こりました!
左が全く機能していなかった稀勢の里が足、そして右を駆使して掴んだこの勝利は見ているこちらの心を大きく揺さぶりました。
そして、新横綱での優勝は平成7年初場所の貴乃花以来、22年ぶりの快挙となりました!!
八角理事長は優勝決定戦で勝負が決まった後、開口一番で「今後、語り継がれる逆転優勝だ。最後まであきらめないことが大切だということ。稀勢の里は本当に大したもんだね。昨日、一昨日のことを考えたら、こんなことが起こるとは。」と話し、照ノ富士に対しても「右足が送れなかった。やりづらかったと思うけど、照ノ富士もよくやったと思う。」と労いました。
支度部屋でテレビ観戦していた弟弟子の高安も、稀勢の里の優勝が決まると大粒の涙を流し号泣し「すごいのひと言です。報われて良かった」と感激。
本当に素晴らしい大逆転劇だったと思います( ;∀;)!
優勝インタビューでの一問一答
表彰式では君が代斉唱の時に堪えきれず涙。
(出典:時事通信)
その涙にはたくさんの思いがつまっていたことでしょう。
表彰式も感動的でしたね。
(出典:日刊スポーツ)
以下、優勝インタビューでの一問一答。
-優勝の心境は。
「本当にこの応援と支えてくれた人たちのおかげです」
-君が代の最中に涙もこぼれた。
「今回は泣かないと決めていたのですが…」
-初場所とは違った喜びでは。
「苦しかった分…うれしいですね」
-どんな気持ちで土俵に立ったか。
「気持ちだけぶつけようと思った。自分の力以上のものが出た。あきらめないで最後まで力を出して良かったと思います」
-両親とは目が合ったか。
「合いました」
-けがの状態は。
「しっかり治して5月場所に元気な姿を見せられるように明日から治療したい」
-どんな15日間だったか。
「今までの相撲人生の15年とは違う15日間。横綱土俵入りも初めてやって、今は疲れたというのが一番。何か見えない力を感じた15日間でした」
-先場所は優勝を確信に変えたいと話していた。
「今日の千秋楽は見えない力がはたらいたので、確信とはいかないけど、またこれを確信に変えられるよう稽古をして、いい相撲を皆さんに見せられるようにしていきたい」
全ての力士に称賛を
今回の大阪場所はいろんなことが起きました。
上位陣力士の休場に加え、終盤戦では稀勢の里の怪我。
そして大関復帰を絶たれた琴奨菊。
新入幕で勝ち越しを決めた宇良や健闘を見せた貴景勝などの新たな若い力。
どこを切り取ってもこの15日間は語り尽くせません。
特に、最後まで優勝争いをした照ノ富士は14日目の琴奨菊戦で変化で勝った影響からか、今日も観客から厳しい声が浴びせられました。
「目に見えるつらさと目に見えないつらさがあるんだよね。それを表に出すか出さないかです。」と語った通り、辛い思いもあったことでしょう。
しかし、どの力士も必死にこの15日間を走りぬいてきたことに変わりはありません!
そういった意味では、すべての力士に称賛を贈りたいと思います。
力士の皆さん本当にお疲れ様でした!
サンデースポーツに出演
最後に、稀勢の里がサンデースポーツへ出演した時の様子を一部抜粋してお伝えします。
--多くのファンが感動した
「応援のおかげでここまで力がでた。本当にうれしい」
--けがの状態は
「詳しいことはわからないが、たぶん大丈夫だと思う」
--どんな思いで土俵に上がった
「やれることは全部やろうという気持ち」
--本割の取組は
「足は元気なので、何とかしようと思った。足は元気だから必死にやった。ここまでやったら最後まで力を出し切ろうという気持ちでやった」
--決定戦での捨て身の右小手投げは
「最後にかけた。土俵際にかけた。右もああいうふうに使えると自信にしていきたい」
--支度部屋へ引き揚げる際、視線を送った
「父親と目があった。来ているとわからなかった。そこで初めて知った」
--君が代で涙があふれた
「ちょっとお見苦しい姿ですみません…。いろんな思いを思い出した」
--左肩の状態は
「動かせるし、痛みもほぼない。ほっとけば治るという感じじゃないですか。これ以上のけがをしている人もたくさんいる。けがした自分が悪い。けがをしない体作りをしていきたい」
--日馬富士戦での負傷は
「やってしまったな。いろんな先生方にたくさんきてもらって、必死に治療してもらった。あとはやるだけという状態にしてくれた」
--休場という選択肢はなかった
「出ると決めた以上、一生懸命やろうという気持ちだけだった。応援してくれた人を裏切れない、恩返ししたいという気持ちもあった。上がだめなら、下半身で動き回ろうと思った」
--先代の師匠(元横綱隆の里)の教えは
「いつも『土俵際がおもしろい』といわれていた。そこで力を出せたのは、そういう教えもあるかと思う」
--自信は確信に変わった?
「まだまだ。きょうは見えない力で勝たせてもらった。またこれを確信に変えるために、もっと稽古して、確信に変えていかないといけない」
--見えない力とは
「とても自分で持っている力じゃないと感じた」
--来場所以降につながるものとは
「いままで通りに調整していけば、こういう結果になると思った。(弟弟子の)高安も力をつけてきて、稽古場でもいい稽古を毎日している。高安の存在も大きかった。高安のおかげもある」
--先代と同じ新横綱での優勝
「先代は全勝優勝なので、改めて先代の偉大さを自分でやってみて気付いた。15日間、新横綱で勝つというのは、偉大さを実感した」
-今後は
「常に優勝争いが条件になってくる。しっかり調整して毎日、いい相撲を見せられるようにやっていきたい」
今は怪我をしっかり治して完全復活を楽しみに待ちましょう!
稀勢の里、本当におめでとうございました!!!
(出典:サンケイスポーツ)
このブログも15日間お付き合いいただきありがとうございました!
それでは。
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