~鏡山部屋~
2019/05/23
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鏡山親方
現在の鏡山部屋の師匠である元多賀竜は昭和33年2月生まれの茨城県出身です。
今から平成8年に先代の師匠が亡くなったことによって部屋を継承しました。
先代の師匠は第47代横綱柏戸で、現役時代に第48代横綱大鵬と共に柏鵬時代を築いて昭和30年代から40年代にかけての土俵を盛り上げた力士の1人として知られています。
多賀竜は少年時代に野球を経験しており、野球枠での高校進学も決まるほどの実力を持っていました。
中学卒業後は職業訓練校に通うなどし、1年後に地元企業の先代師匠との縁を基に鏡山部屋に入門しました。
(出典:鏡山部屋公式ツイッター)
鏡山は入門から7年後に関取に昇進し、8年余りたった昭和57年夏場所で新入幕を果たしました。
右四つから寄りや出し投げを強みにしているのが特徴で、最終的には幕内にほぼ8年間定着しその中で三役を計2場所務めていました。
蔵前国技館最後の場所である昭和59年秋場所で、西前頭12枚目の地位で13勝を上げて幕内最高優勝を果たした実績もあります。
この場所は自分の強みを十分に発揮して、元大関小錦や現芝田山部屋師匠の第62代横綱大乃国、さらには現二所ノ関部屋師匠の元大関若嶋津などの上位力士を倒したうえでの優勝でした。
ちなみに、この場所で受賞した殊勲賞と敢闘賞が現役生活唯一の三賞となり、その次の場所である九州場所では唯一の小結の番付で相撲を取りました。
そして両国国技館最初の場所である昭和60年初場所では昭和の大横綱の1人である第55代横綱北の湖から金星を獲得しました。
北の湖はこの翌日に現役を引退した為、引導を渡す形となりました。
現役を引退したのは平成3年夏場所で、昭和の大横綱の1人である第58代横綱千代の富士と同じ場所での引退となりました。
在籍力士
鏡山部屋には2人の力士が所属しています。
現在部屋に力士は2人しかいませんが、元前頭起利錦関の勝ノ浦親方が所属している為、少なくとも5人が共同生活しています。
鏡桜
(出典:日本相撲協会公式サイト)
鏡桜は昭和63年2月生まれのモンゴル出身で、少年時代にモンゴル相撲の他、バスケットボールやレスリングなど幅広くスポーツを経験しました。
中学卒業後に大島部屋に所属していた元小結旭鷲山のスカウトを受けて来日し、鏡山部屋に入門しました。
鏡桜は関取に昇進するまで約10年かかりましたが、その間に右四つの体勢からの左上手投げ、その上手から出し投げで崩して寄るという強みを身につけていきその1年後に新入幕を果たしました。
関取に3年半定着したものの、2016年以降に腰椎捻挫等の怪我などに苦しめられて幕下に陥落し、現在は関取復帰を目指している力士です。
竜勢
(出典:鏡山部屋公式ツイッター)
竜勢は昭和61年7月生まれの東京都出身で、少年時代は野球やラグビーを経験したのち、2003年春場所に父親が師匠を務める鏡山部屋に入門しました。
竜勢はゆっくりと力をつけていき、2016年の名古屋場所では幕下優勝を果たしました。
今後、関取昇進が出来るかどうか期待される力士です。
鏡山部屋所在地
鏡山部屋があるのは東京都葛飾区の新小岩で、最寄りのJR新小岩駅から国技館まで乗り換えなしで行くことができます。
また、隣の江戸川区まで歩いて数分の位置にあり江戸川区役所へも徒歩10分で行くことができる所に部屋を構えています。
所在地:〒124-0024 東京都葛飾区新小岩3-28-21
鏡山部屋HP
鏡山部屋のHPは残念ながら存在していませんが、部屋の公式Twitterがあります。
こちらで様々な情報を発信していますので、是非チェックしてみて下さい。
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