~九重部屋~
2019/05/30
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九重親方
九重部屋の師匠は元大関千代大海で、先代の九重親方(元千代の富士)が亡くなった為2016年8月3日に師匠を引き継ぎました。
千代大海は昭和51年4月生まれの、大分県出身です。
(出典:九重部屋HP)
少年時代は相撲の他に柔道や空手を経験しており、空手の実力は始めて1年で全国大会に優勝するほどでした。
このようなスポーツ少年という一面の他に街に出るとヤンキーと呼ばれるような一面もあり、その力量は年上相手に喧嘩して負かすほどでした。
中学を卒業して1年以内に単身で上京して九重部屋に入門しました。
千代大海は入門して2年半後に関取の座を掴み、その2年後には新入幕を果たしました。
千代大海の強みは突っ張りを交えながら廻しを取らずに一気に相手を土俵の外へ突き出したり押し出したりすることで、この強みを活かして入幕して1年半後には優勝を果たして大関に昇進しました。
しかし大関に昇進してからは怪我などが原因で途中休場や全休する場所が多くなり、カド番を14回も経験するなど土俵を務めることが難しくなりました。
そのような満身創痍な体でも大関の座を約11年間務め、その間に2回の優勝を果たしています。
引退後は佐ノ山親方を経て、九重部屋を継承して現在に至ります。
第58代横綱千代の富士
先代の九重部屋師匠は昭和の大横綱として知られている第58代横綱千代の富士でした。
(出典:https://ameblo.jp/superexpress-inuwashi/entry-12186448301.html)
千代の富士は昭和30年6月に北海道で誕生しました。
少年時代は実家で営む漁師の仕事の手伝いをしたり、陸上競技をしたりして運動神経を鍛えてきました。
千代の富士は入門から4年で関取の座を掴み、丸5年で新入幕を果たしましたが肩を複数回脱臼するなどの怪我に苦しめられ休場することもありました。
それでも、腕立て伏せやウェイトトレーニングなどの筋肉トレーニングをメニューに組み入れることで肩を補強し、右四つから廻しを取って一気に寄って出るという強みを確立した後は一気に番付を上げていきました。
2人の横綱から金星を上げてから丁度1年後に大関に昇進し、そこから半年後には2回目の優勝を果たして第58代横綱に昇進しました。
横綱に昇進したことで豪快さと早さを備えた相撲内容などに人気が出て、ウルフフィーバーと呼ばれたほどでした。
数年後に一時低迷するものの30歳代になると優勝回数を重ねたり、53連勝という当時双葉山関に次ぐ2位の連勝記録を叩き出したりするなど大活躍しました。
(現在は白鵬が63連勝を記録したため歴代3位)
最終的に力士生活約20年半の中で残した幕内最高優勝は31回で歴代3位、通算勝ち星1045勝も歴代2位の記録として残っています。
また、師匠としても元千代大海を大関まで、元千代天山を小結まで昇進させたり、その後も若い関取を次々と誕生させたりするほどの腕の持ち主でした。
在籍力士
現在九重部屋には千代大龍、千代丸、千代翔馬の幕内力士と千代の国、千代の海の十両力士の計5人の関取を含め力士は22人在籍しており、四股名に「千代」が付くことが特徴です。
さらに元北勝力の谷川親方と三役格の木村容堂と幕内格の木村晃之助のベテラン行司含め3人の行司と三役格の重夫を始め呼出が3人、床山が2人在籍しており、少なくとも32人が共同生活をしています。
千代大龍
(出典: 日本相撲協会公式サイト)
千代大龍は昭和63年11月生まれの東京都出身で、小学校から相撲を始めました。
大学卒業後に九重部屋へ入門し、幕下15枚目格付出の資格を持ち2011年春場所初土俵予定でしたが、大相撲八百長問題の為に初土俵が延期になり5月場所で初土俵を踏みました。
初土俵の場所は怪我で休場したものの、その後は順調に勝ち越し1年も経たないうちに十両へ昇進し、所要2場所を経て新入幕を果たしました。
相撲の取り口としては押してからの引き技が多く、体重が200kg近くなってからはその重さで当たりの強さも活かしています。
2012年から糖尿病とも闘いながらも、三役経験や三賞も受賞するなどベテラン力士として頑張っています。
千代丸
(出典: 日本相撲協会公式サイト)
千代丸は千代鳳の兄で、平成3年4月生まれの鹿児島県出身です。
柔道経験があることや、あんこ型の体型から繰り出す突き押し相撲が得意な点は千代鳳と共通しています。
ただ、反り腰など体型に合わない相撲内容があることから、関取に昇進するまで6年半かかったり、一時期は幕内に定着したものの、最近では十両か幕尻で相撲を取ったりしている点が特徴です。
千代丸は愛嬌のある見た目や他の力士にも愛されるキャラが人気で、スー女から「かわいい」と言われる一面も持っています。
千代翔馬
(出典: 日本相撲協会公式サイト)
千代翔馬は平成3年7月生まれのモンゴル出身で、中学校卒業後に相撲留学として来日し明徳義塾高校に在籍した後、平成21年名古屋場所に初土俵を踏みました。
元々の強みである上手投げに加えて左四つに組んだ後廻しを引きつけて寄り切る力を身につけて、約6年かけて関取の座をつかみました。
体重が130kgと軽量ですが、スピード感のある相撲でその後は4場所を経て新入幕を果たしました。
幕内には安定して定着していますが、最近は怪我の影響から本来の相撲が取れず心配されています。
千代の国
(出典: 日本相撲協会公式サイト)
千代の国は平成2年7月生まれの三重県出身で、少年時代は空手や柔道などを経験した後、相撲界の門を叩きました。
入門から5年半を要して新入幕を果たしましたが、右肩の関節脱臼と両膝の半月板損傷の2回の大怪我で休場を余儀なくされ、三段目まで番付が下がったことも。
しかし、そこから得意の突き押しに加えて右四つに組んでからの寄り技を身につけるなどして1年余りで幕内に復帰。
しばらく幕内に定着していましたが、2019年1月場所で左膝複合靱帯を損傷してから休場が続き十両へ陥落。
怪我との戦いが続いています。
千代鳳
(出典: 日本相撲協会公式サイト)
千代鳳は平成4年10月生まれの鹿児島県出身で、幕内力士千代丸の弟になります。
小学校から始めた柔道で全国大会に複数回出場しベスト16に入るほどの実績を持っています。
体重が183kgで典型的なあんこ型の体型の持ち主で、突き押し相撲を強みにしています。
立ち合い時に額から当たるなどのセオリーや基礎を忠実に守る力士であることから、入門から約4年後に関取に昇進しました。
幕内にも定着していましたが、2015年頃から左膝の半月板を複数回怪我するなど怪我が続き、現在は幕下で相撲を取っています。
今後、また関取復帰できるように頑張って欲しいです。
九重部屋所在地
九重部屋は東京都墨田区内にあり、国技館へは徒歩15分で行くことができるほどの近場に部屋を構えています。
所在地:〒130-0011 東京都墨田区石原4丁目522-5
九重部屋HP
井九重部屋HPは以下となっております。
九重部屋HP
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