~荒汐部屋~
2019/05/22
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荒汐親方
荒汐部屋の師匠を務めている元小結大豊は昭和30年3月に新潟県で生まれ、少年時代はスキーや陸上競技などのスポーツ経験がありました。
中学卒業後は就職していましたが、知人の紹介によって昭和48年九州場所に元大関豊山が師匠を務めている時津風部屋から初土俵を踏みました。
(出典:荒汐部屋公式サイト)
大豊の強みは左四つに組んでからあんこ型の真ん丸とした体格を活かしての寄りで、これを活かして入門して7年ほどで関取の座を掴み、さらに1年半ほど経った昭和57年夏場所には新入幕を果たしました。
入幕して2年間は幕内の座に定着する実力を示すことができ、中でも小結で迎えた昭和58年初場所には元大関若嶋津を破るなどの活躍を見せました。
最終的に関取として4年半ほど土俵を務めて昭和62年初場所後に31歳で現役を引退。
荒汐親方として15年半時津風部屋に残って後進の指導に当たった後、独立して荒汐部屋を設立し現在に至ります。
在籍力士
荒汐部屋には現在、関取の若隆景、蒼国来の他に幕下に3人、三段目に2人、序二段に4人、序ノ口に1人の計12人の力士が在籍しています。
さらに行司と床山が1人ずつ在籍しており、少なくとも15人が共同生活をしています。
また数匹の犬や猫を飼っていることでも知られています。
若隆景
(出典:日本相撲協会公式サイト)
若隆景は平成6年12月生まれの福島県出身です。
祖父は元小結若葉山、父は幕下若信夫、兄は現在同じ部屋にいる幕下若隆元と十両若元春という相撲一家に生まれました。
小学1年生から相撲を始め、高校の時に東日本大震災で高校の土俵が崩れるという経験もしました。
上の兄2人は高校卒業後に荒汐部屋へ入門しましたが、若隆景は唯一大学へ進学。
4年生の時には全国学生相撲選手権大会で団体で優勝、個人で準優勝の成績を残し、大相撲の三段目最下位格付出資格を獲得して荒汐部屋へ入門しました。
若隆景の強みは右よつからの寄りで、この強みを活かして約1年で関取の座を掴みました。
体格が大きい方ではなく軽量とも言われる中で、今後の活躍が期待されます。
蒼国来
(出典:日本相撲協会公式サイト)
蒼国来は昭和59年1月に中国内モンゴル自治区で誕生し、少年時代はモンゴル相撲とレスリングを経験しました。
19歳の時に弟子をスカウトするために来中していた大豊に自ら入門を志願して認められ、平成15年秋場所で荒汐部屋から初土俵を踏みました。
蒼国来の強みは右四つからの寄りや上手投げで、この強みを少しずつ伸ばしていき入門して6年半ほどで関取の座を掴みました。
そして入門して丁度7年後に新入幕を果たしました。
2011年に起こった八百長問題で2年半ほど角界から離れていましたが、30歳目前に復帰でき約1年で元の番付に定着するようになりました。
一旦は右目付近の骨折などの怪我をして十両に落ちていましたが、そこから返り咲いた後は左四つの体勢でも強みを発揮したり、双差しから攻めることができたりするなど技術面でも向上させました。
2017年にはこの技術面を評価されて技能賞を獲得したり、第70代横綱日馬富士関から金星を取ったりするなどの実績も残しました。
右足甲の骨折という大けがの影響から一時は幕下まで番付を落としましたが、2場所を経て関取に復帰し、ベテラン力士として今後の活躍も期待される力士です。
荒汐部屋所在地
荒汐部屋は東京都中央区に部屋を構えており、周辺には明治座や浜町公園があります。
最寄りの浜町駅から地下鉄を1回乗り換えて15分ほどで国技館に行けます。
所在地:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-47-2
荒汐部屋HP
荒汐部屋のHPは下記の通りです。
また、ツイッターでも情報を発信しています。
朝稽古の見学は一般客でも事前連絡すればできる可能性がありますが、暫くは建物外からの見学になるので注意が必要です。
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