～式秀部屋～
2019/04/09
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式秀親方
式秀部屋の現在の師匠は元北桜です。
北桜は中卒で北の湖部屋に入門しましたが、関取に昇進するまで入門から11年半近くを要しました。
そのきっかけになったのが前年の九州場所で、幕下60枚目で幕下全勝優勝を果たしたことでした。
力ずくの相撲から右四つからの寄り切る手法を確立できたことに加えて、自分から前へ圧力をかける技術を身につけたことで関取に定着するようになり、最終的には西前頭9枚目まで番付をあげました。
(出典：日刊スポーツ)
北桜が関取として活躍していたのは8年間で、その間に十両優勝を1回経験しています。
北桜で有名な点としては観客に対してのハイタッチに応じたり、サインを必ず書いたりするなどファンサービスを積極的にしていた点が挙げられます。
そして土俵の中では制限時間いっぱいの後に大量の塩を撒いていたことが印象的でした。
これはソルトシェーカーと呼ばれていた現錦戸部屋師匠の元関脇水戸泉との対戦で負けた後にその素振りをまねしたのが始まりとされています。
在籍力士
式秀部屋に所属している力士は全員で19人います。
(出典：式秀部屋Facebook)
具体的には以下のような力士が在籍しています。
三段目
爆羅騎(ばらき)、西園寺(さいおんじ)、覇王(はおう)
序二段
表(おもて)、爽(さわやか)、志壽(ふらんしす)、剛秦龍(ごうしんりゅう)、黎大(れおん)、阿部桜(あべざくら)、潮来桜(いたこざくら)、佐藤桜(さとうざくら)、正龍道(しょうりゅうどう)、若戸桜(わかとざくら)
序ノ口
大当利(おおあたり)、澤勇(さわいさむ)、薩摩桜(さつまおう)、服部桜(はっとりざくら)、宇瑠虎(うるとら)
番付外
山中(やまなか)、安藤桜(あんどうざくら)、山本桜(やまもとざくら)
これらの四股名を見て「~桜」であるものは師匠の北桜から取られたものだったり、本名のままであったりするなど容易に納得がいくものも多いですが中にはどのような経緯でつけられたのかが分かりにくいものもあると思います。
その理由を幾つか紹介します。
式秀部屋の変わった四股名の理由
まず現在の部屋頭である爆羅騎は本名の伊藤爆羅騎から取ったものです。
同じ例として黎大も下の名前から取られたものです。
いずれも1990年代後半生まれで元々付ける名前が多様化してきた頃と重なっているのが一因ではないかと思われます。
また冨蘭志壽はフィリピン出身で、本名のテオドロ・フランシス・ロバート・ヴァリエスのフランシスに漢字を当てたものです。
この他にも大当利は本名の櫛引(くじびき)に因んだ点と、立ち合いで頭から当たれるようにという師匠の願いが込められた点の2点から取られたものです。
また実際にアニメから、つけられた四股名としては宇瑠虎と覇王があります。
式秀部屋は四股名が独特である点以外にも、他の相撲部屋とは異なっている点が多いのが特徴です。
ユニークな式秀部屋
まず相撲部屋があるのは茨城県の龍ヶ崎市で両国からかなり離れたところに部屋があります。
そして弟子に対してスパルタ方式で指導するのでなく、ゆとり教育で育った世代がやる気を起こすような指導方針に即した稽古をしています。
なんと稽古中の弟子に対し
「無理をしないで!」
と声を掛けるそうです。
その理由は「ニュースや社会に対する不安から、子どもたちは漠然としたプレッシャーを受け続けている。そんな今の世代の力士たちに、かつての時代と同じように厳しく接するのは、あまりよろしくないのではないか。普段から力士たちが喜ぶホルモンを出すようにしておけば、病気もケガも少なくなる。」とのこと。
「明るく楽しく元気よく」
をモットーにしている式秀部屋らしいですね。
これらのような式秀部屋の個性的な所は、師匠が現役時代に人気を博した行動方針が、そのまま生かされたものだと考えても良いのではないかと思います。
式秀部屋所在地
先程書いたように、式秀部屋は茨城県の龍ヶ崎市に部屋を構えており両国からかなり離れたところにあります。
所在地：〒301-0032 茨城県龍ケ崎市佐貫４丁目１７−１７
式秀部屋おかみさん
式秀部屋の女将さんは師匠よりも3歳年上の姉さん女房です。
ツイッターで情報を発信したり、先述の宇瑠虎太郎の四股名を付けたりするなど独特性が強い部屋を支えています。
女将さんのツイッターですが、アカウントが何故か２つ存在しています。
情報によって使い分けているのでしょうか。
式秀部屋HP
式秀部屋には公式HPはありませんが、Facebookやツイッターなどで情報を発信しています。
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