~春日野部屋~
2019/05/27
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春日野親方
現在、春日野部屋の師匠を務めている元関脇栃乃和歌は昭和37年5月生まれで、高校時代から本格的に相撲を始めました。
明治大学に進学してからは全国大会に出場するほどの実績を残して、幕下付出の資格として卒業後に栃錦が師匠を務める当時の春日野部屋へ入門し初土俵を踏みました。
(出典:yaplog! 南房総を愛する男の日記)
栃乃和歌はまわしを取らずに責める突き押し相撲を強みにしておりこの相撲で入門して1年半後には関取に昇進し、十両も連続10勝の成績を残して昭和62年初場所に新入幕を果たしました。
入幕後も三賞を複数獲得したり、元横綱大乃国から初金星を挙げたりする実績を残し三役の地位に2年近く定着しました。
現役生活後半に相撲内容を右四つに組んでから寄ったり、左上手を取って投げたりする方法に変えてからも三役で2桁の白星を連続で上げたり、元横綱貴乃花から金星を上げたりする実績を残しました。
春日野部屋は、2003年に先代師匠である元栃ノ海が定年を迎えたことにより、栃乃和歌が年寄・春日野を襲名すると共に継承しました。
在籍力士
現在所属している力士は3人の関取を含めて計20人おり、四股名に「栃」が付く力士が多く次いで「碧」という字も多くなっているのが特徴です。
後者は2012年に師匠の急死で閉鎖された田子ノ浦部屋の力士の一部を引き取ったことによるものです。
また部屋付きの親方が6人、行司が3人、呼出が2人、床山が2人、若者頭や世話人といった裏方の元力士も3人在籍しており、少なくとも36人が共同生活する大所帯となっています。
栃ノ心
(出典:日本相撲協会公式サイト)
栃ノ心は昭和62年10月生まれで、少年時代は主に柔道と地元で普及している格闘技サンボを経験しました。
これらのスポーツ経験を世界ジュニア相撲選手権で準優勝する形などで残すことができ、同郷の元黒海などと相談して平成18年春場所に来日し春日野部屋から初土俵を踏みました。
栃ノ心の強みは握力や足腰が強いことから右四つからの寄りと左上手投げで、時々相手を吊り出すこともあります。
これらの相撲内容で入門して2年後には関取の座を掴み、そこから2場所後には新入幕を果たしました。
この流れで敢闘賞を複数回受賞したり、小結を4場所経験したりする活躍を見せました。
一時、右膝の前十字靭帯を断裂するなどの大怪我で低迷していたものの、復帰後は横綱日馬富士から初金星を取ったりするなどして実力を向上させてきました。
2018年1月場所では平幕力士として自身初となる幕内優勝を決め、ここから関脇として3月場所で10勝、5月場所で苦手の白鵬に本場所で初めて白星を挙げるなどし13勝という成績を収め、日本相撲協会理事会及び7月場所番付編成会議により栃ノ心の大関昇進が正式に決定となりました。
大関昇進後はまたも怪我に悩まされ、思うような相撲が取れず2019年3月場所の千秋楽、大関昇進をかける貴景勝に敗れ負け越しとなり、次場所での関脇陥落が決定してしまいました。
大関在位5場所での関脇陥落は、現時点で大受と並ぶ歴代1位タイとなってしまいました。
しかし大関復帰を懸けた2019年5月場所では、7日目に勝って自身初の自力勝利のみによる7連勝を記録。
8日目に遠藤に上手出し投げで敗れ中日勝ち越しにはなりませんでしたが、9日目の貴景勝戦では不戦勝を得て9日目に勝ち越しを決め、14日目に横綱鶴竜に10勝目を挙げ、外国人力士初の大関特例復帰を決めました。
栃ノ心が大関復帰をかけた2019年夏場所の全取組はこちら↓↓
【動画】2019年夏場所:栃ノ心全取組
栃煌山
(出典:日本相撲協会公式サイト)
栃煌山は昭和62年3月生まれで、少年時代から相撲中心の生活を送っており中学横綱に輝くほどの実力を持っていました。高校卒業少し前の平成17年初場所に春日野部屋から初土俵を踏みました。
栃煌山はまわしを取らずに押していく相撲に強みを持っており、この相撲が活かされて入門してから1度も負け越すことなく約1年半で関取の座を掴み、そこから半年後に新入幕を果たしました。
入幕から2年半ほどで三役に昇進しており、相撲内容を右四つに組んでから双差しになったり寄ったりする内容に変えて幕内上位に定着できるようになりました。
2019年初場所3日目に横綱稀勢の里に勝利し、横綱から通算6個目の金星を獲得しています。
この敗戦で稀勢の里は横綱として単独ワーストの8連敗となり、翌日に引退を表明。
栃煌山が稀勢の里の最後の対戦相手となりました。
碧山
(出典:日本相撲協会公式サイト)
碧山は昭和61年6月生まれで、少年時代には相撲とレスリングを経験して平成21年名古屋場所に当時の田子ノ浦部屋から初土俵を踏みました。
碧山の強みは突き押し相撲と右四つに組んでからの寄りで、これらを活かして入門してから丸2年で関取の座を掴み、そこから2場所後には新入幕を果たしました。
2013年に田子ノ浦部屋の閉鎖で春日野部屋へ移動しましたが、その後も関脇に昇進したり横綱日馬富士関から金星を獲得したりする活躍も見せました。
2017年の9月場所、11月場所で膝を痛めたり靭帯損傷するなどし、一旦は十両陥落となりましたが、その後再入幕を果たしてからは少しずつ調子も回復し、今後はまた幕内上位での活躍が期待されます。
春日野部屋所在地
春日野部屋は東京都墨田区でも国技館に徒歩十数分で行くことができる所にあります。
所在地:〒130-0026 東京都墨田区両国1-7-11
春日野部屋HP
春日野部屋HPはありませんが、公式Facebookで情報を発信しています。
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