~千賀ノ浦部屋~

2019/05/21

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千賀ノ浦親方

現在、千賀ノ浦部屋の師匠を務めているのは元隆三杉です。

 

隆三杉は昭和36年3月生まれの56歳で、叔父の誘いと所属の幕下力士の紹介を経て中学卒業後に二子山部屋に入門して初土俵を踏みました。

 

(出典:千賀ノ浦部屋公式サイト)

 

隆三杉はあんこ型の体型を活かしての突き押し相撲を得意としていました。

 

この相撲などで入門してほぼ5年後には関取の座を掴み、その半年後の昭和56年名古屋場所では20歳という若さで新入幕を果たしました。

 

12年間務めた関取人生の中で第62代横綱大乃国関から金星を勝ち取ったり小結を2場所務めたりするなどの実績を残しました。

 

また、歌がうまいことで有名で前頭力士だった昭和59年には歌を出したり、福祉大相撲の歌比べに複数回出場したりするほどでした。

 

現在の千賀ノ浦部屋は、先代師匠である元関脇舛田山の定年に伴って昨年の夏場所前に隆三杉が先代師匠と名跡を交換する形で部屋を継承して誕生しました。

 

在籍力士

2018年10月1日、貴乃花親方の日本相撲協会退職に伴い、貴乃花部屋から貴景勝をはじめとする力士及び、床山、世話人の計10人を受け入れ関取3人を含む所属力士17人という中規模な部屋となりました。

 

高景勝

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

貴景勝は平成8年8月生まれで、少年時代は相撲と空手のスポーツ経験がありました。

 

高校時代には全国大会制覇だけでなく世界ジュニア相撲選手権大会でも優勝する実績を残し、在学中の平成26年秋場所に貴乃花部屋に入門して初土俵を踏みました。

 

貴景勝の強みは突き押し相撲で、入門してから幕下上位で1度負け越した以外は全て勝ち越し、三段目以外の優勝を経験したりする実力で平成28年夏場所には10代で関取の座を掴み今年の初場所で新入幕を果たしました。

 

2018年10月、貴乃花部屋消滅に伴い現在の千賀ノ浦部屋へ移籍し、移籍後初の九州場所では番付小結において13勝2敗の成績で幕内初優勝を果たしました。

 

2019年大阪場所で大関昇進をかけ千秋楽に角番大関の栃ノ心に完勝して10勝5敗で場所を終え、阿武松審判部長が協会に貴景勝の大関昇進を諮る臨時理事会を要請し、了承されました。

 

これにより貴景勝の大関昇進は確実となり、2019年3月27日に正式に大関に昇進しました。

 

初土俵から所要28場所での大関昇進は、この時点で年6場所制定着(1958年)以降史上6位のスピード記録となっています。

 

貴源治

 

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

貴源治は1997年5月13日生まれの栃木県出身です。

 

少年時代に空手やキックボクシングなどを経験し、中学校時代はバスケットボールに打ち込み茨城県選抜の主力選手として活躍するなどスポーツ経験が豊富でした。

 

バスケットボールの強豪高校からスカウトも来たほどでしたが、両親の勧めもあり相撲未経験の中で中学卒業と同時に大相撲の貴乃花部屋へ入門しました。

 

貴源治の強みは突き押し相撲ですが、入門前は相撲未経験だったこともありそれを強みにするまでに時間がかかり、入門から4年後に関取の座を掴みました。

 

その後、貴乃花部屋消滅に伴い現在の千賀ノ浦部屋へ移籍。

 

身長191cm、体重170kgという恵まれた体格も生かして徐々に番付を上げていき、今後新入幕が期待される力士です。

 

ちなみに、同じ部屋の貴ノ富士(前貴公俊)と双子の兄弟で、2016年の夏巡業から2017年春巡業まで兄弟で初切を担当していました。

 

隆の勝

 


(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

隆の勝は平成6年11月生まれの千葉県出身です。

 

幼少期から相撲を始め、中学卒業と同時に千賀ノ浦部屋へ入門し、初土俵を踏みました。

 

幕下時代が長く、入門から7年後に関取の座を掴みました。

 

十両昇進に合わせてしこ名を「舛の勝」から現在の「隆の勝」に改名し、約1年で新入幕を果たしました。

 

現在は十両で相撲を取っていますが、再入幕が期待される力士です。

 

貴ノ富士

 


(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

貴ノ富士は1997年5月13日生まれの栃木県出身です。

 

以前のしこ名は貴公俊でしたが、貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に移籍後に改名しました。

 

同じ部屋の貴源治とは双子の兄弟で、貴ノ富士は兄になります。

 

弟の貴源治と同じく幼少期からサッカーや空手、バスケットボールやキックボクシングなど様々なスポーツを経験し、中学卒業後に貴乃花部屋へ入門しました。

 

相撲未経験だったこともあり入門して4年後に関取の座を掴みましたが、同部屋の付き人への暴行問題が発覚して処分を受ける形で休場。

 

番付は大きく下がり、一から出直し再度関取の座を目指して頑張っている力士です。

 

舛乃山

 

(出典:千賀ノ浦部屋公式サイト)

 

過去、千賀ノ浦部屋で関取を経験した力士は舛ノ山がいます。(2017年7月場所から、舛乃山に改名)

 

最高位は西前頭4枚目(2012年11月場所)。

 

その舛乃山は平成2年11月生まれの26歳で、相撲の実力は中学時代にアマチュアの全国大会に出場するほどの持ち主です。

 

その頃に千賀ノ浦部屋を見学していた縁から、中学卒業後の平成18年名古屋場所で角界の門を叩き初土俵を踏みました。

 

舛乃山の強みはあんこ型の体型を生かした突き押し相撲で、入門してから4年半近くで関取の座を掴みトータル5年ほどで新入幕を果たすほどの実力を有するようになりました。

 

そして、2度目の入幕だった平成24年名古屋場所では11勝を上げて初の三賞として敢闘賞を受賞しました。

 

舛乃山は生まれつき肺が小さいハンデを背負いながら相撲を取り続けており、十数秒以上の相撲を取り終えた後には必ず息が上がって退場していく姿が毎場所見られていました。

 

それゆえ、周囲からは

 

「20秒しか戦えない力士」

 

として呼ばれるほどでした。

 

関取として4年半ほど安定して相撲を取っていましたが、前十字靭帯を損傷する大怪我を負ってしまい1年近く休場。

 

2018年は腰痛に悩まされることになり、精密検査の結果「黄色靭帯骨化症」を発症していることが判明。

 

このため、6月に手術を受け直後の7月場所は入院中のため全休となりました。

 

9月場所で本場所の土俵に復帰したものの、現在も幕下下位で頑張っています。

 

千賀ノ浦部屋所在地

千賀ノ浦部屋は東京都台東区橋場に部屋を構えており、繁華街の南千住界隈と浅草界隈の中間に位置しています。

 

所在地:〒111-0023 東京都台東区橋場1-16-5

 

 

千賀ノ浦部屋HP

千賀ノ浦部屋HPは以下となっております。

 

千賀ノ浦部屋HP

 

また、Facebookやツイッターなどでも情報を発信しています。

 

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また、稽古見学は東京の部屋では行っておりませんが、地方場所の場合はできるかもしれません。


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