~尾車部屋~

2019/05/17

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尾車親方

現在、尾車部屋の師匠を務めている元大関琴風は昭和32年4月に三重県で生まれ、少年時代はスポーツ経験よりも学業優秀な少年でした。

 

中学2年生の時に後の師匠になる第53代横綱琴櫻からスカウトを受けた事などから、元小結琴錦関が師匠を務めている佐渡ヶ嶽部屋に入門しました。

 

しかし中学卒業までの間は春場所などの地方場所に参加できないなどの制約がありました。

 

(出典:尾車部屋公式サイト)

 

琴風の強みは左四つからのがぶり寄りで、この強みを活かして入門から4年半近くかけて関取の座を掴み、丁度5年半後の昭和52年初場所には19歳で新入幕を果たしました。

 

入幕後もこの強みが活かされる形で半年後には幕内上位に定着し、三役を3場所務めたり三保ヶ関部屋所属の第55代横綱北の湖などから3個の金星を獲得したりするなどの活躍を見せました。

 

その後、取り組み中に左膝の側副靭帯を断裂する大怪我で半年以上休場してしまいましたが2年ほどで復帰し、関脇の番付に定着した後昭和56年秋場所に12勝をあげて初の幕内優勝を果たしました。

 

そして、その場所後に24歳で大関に昇進しました。

 

昇進後も3年半にわたって平均10勝前後の成績を安定して収めたり、14勝で2度目の幕内優勝を果たしたりするなど十分に務めを果たしました。

 

現役引退後は尾車親方として約1年間佐渡ヶ嶽部屋で後進の指導に当たった後、独立して尾車部屋を興して現在に至ります。

 

押尾川親方(元豪風)

 

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

豪風は昭和54年6月に秋田県で生まれ、少年時代は中学まで柔道中心の生活をしており高校になってから相撲を本格的に始めました。

 

大学4年の時に学生横綱になったことから卒業後に幕下付出として尾車部屋から初土俵を踏みました。

 

豪風の強みは突き押し相撲と内掛けなどの足技で、これらを活かして入門して半年以内に関取の座を掴みほぼ1年後には新入幕を果たしました。

 

目の病気や取り組み中の怪我の影響で休場した場所はありましたが引退するまでは安定して幕内の番付で相撲を取っており、敢闘賞を2回受賞したり35歳の最高齢で第70代横綱日馬富士から初金星をあげたりするなどの活躍を示しました。

 

2019年初場所で引退を表明し、年寄・押尾川を襲名しました。

 

今後は尾車部屋の部屋付き親方として後進の指導に当たる予定です。

 

在籍力士

現在、尾車部屋には嘉風、友風、矢後を始め幕下に1人、三段目に5人、序二段に5人、序ノ口に1人が所属しており、合計15人の力士が所属することになります。

 

さらに、部屋付き親方として元豪風の押尾川親方と世話人の元幕下錦風、呼出と床山が1人ずつも所属しており少なくとも20人が共同生活をしています。

 

嘉風

 

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

嘉風は昭和57年3月に大分県で生まれ、少年時代から相撲中心の生活を送っておりその実力は大学3年の時にアマチュア横綱になったほどです。

 

大学卒業直前に尾車部屋に入門しました。

 

嘉風の強みは突き押し相撲で、これを活かして入門して1年半で関取の座を掴みその半年後には新入幕を果たしました。

 

入幕後もほぼ幕内に定着する実力を示しており、特に30歳代になってから幕内上位で活躍するようになりました。

 

2017年には35歳以上で三役に上がり3場所連続で勝ち越したという史上初の記録をも達成しました。

 

最近でも三賞を獲得したり、今までに金星を8個も取ったりする実績を残している実力者です。

 

現役力士としてどこまで活躍できるか期待されている力士です。

 

友風

 

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

友風は平成6年12月に神奈川県川崎市で生まれ、小学校の時は極心空手とバスケットボール、柔道など様々なスポーツを経験していました。

 

本格的に相撲に打ち込んだのは高校生になってからで、2年生の時に全国選抜高校相撲弘前大会で準優勝の実績も残しました。

 

大学でも相撲を続け、4年生の時には全日本大学選抜宇和島大会優勝という実績を残しています。

 

大学卒業後に大学OB嘉風の影響もあり、尾車部屋に入門しました。

 

友風の強みは押し相撲で、大きな体で押していく相撲の中で引いたりいなしたりするなどの強みをいかし、入門して約1年半で新入幕を果たしました。

 

友風は初土俵から12場所連続勝ち越しも決めており、今後も活躍が期待される力士です。

 

また、友風には相撲の他にもピアノという特技もあり、一時は音楽大学への進学も勧められたほどでした。

 

今でも月に1度は川崎の実家に帰った時にピアノを弾いてリフレッシュしているそうです。

 

矢後

 

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

矢後は平成6年7月生まれの北海道出身で、小学生5年生の時に地元の相撲指導者の誘いで相撲を始めました。

 

中学生の時に左膝前十字靭帯断裂と半月板損傷、右膝前十字靭帯損傷という大怪我を負い、埼玉栄高校入学後もしばらくは膝の怪我のため四股も踏めず、懸命にリハビリを続けていました。

 

そんな努力が報われる形で3年生の時には国体で団体優勝を勝ち取りました。

 

そして大学時代には全日本相撲選手権大会で個人優勝し、アマチュア横綱のタイトルを獲得しました。

 

大学卒業後に大学OB豪風のいる尾車部屋へ入門しました。

 

矢後の強みは左四つからの寄りで、これを活かして所要2場所で関取の座を掴むことができ、2019年初場所で新入幕を果たしました。

 

同じ部屋の同期である友風と共に、今後の活躍が期待される力士です。

 

天風

 

(出典:日本相撲協会公式サイト)

 

天風は平成3年7月に香川県で生まれ、少年時代は柔道中心の生活を送っていました。

 

相撲は未経験でしたが、琴風のスカウトに応じる形で中学卒業後に尾車部屋に入門しました。

 

天風の強みは左四つからの寄りでこれを活かして入門して丸8年で関取の座を掴むことができ、2016年の秋場所に25歳で新入幕を果たしました。

 

しかし、幕内在籍は1場所で十両陥落に。

 

その後は十両で安定的に相撲を取っていましたが、腰痛と左腕の筋肉の損傷の影響で2018年9月場所から3場所連続で全休し、2019年3月場所は西序二段50枚目まで番付を下げてしまいました。

 

天風は花相撲など土俵の外ではユニークな一面もあり、人気もあった力士ですのでしっかりと怪我を治し、もう1度関取復帰を目指して頑張って欲しいです。

 

尾車部屋所在地

尾車部屋は東京都江東区に部屋を構えており、周辺には深川稲荷神社や清州橋などがあり隅田川にも近い位置にあります。

 

国技館へは最寄りの清澄白河駅から乗り換えなしで15分ほどで行くことができます。

 

所在地:〒135-0024 東京都江東区清澄2-15-5

 

 

尾車部屋HP

尾車部屋HPは以下の通りです。

 

尾車部屋HP

 

また、力士のツイッター等でも情報を発信しています。

 

押尾川親方(元豪風)ツイッター

 

嘉風ツイッター

 

友風ツイッター

 

矢後ツイッター

 

天風ツイッター

 

なお、尾車部屋では稽古見学は事前連絡すればできる可能性があります。

 

ちなみに尾車部屋のちゃんこ鍋で有名なものとしては、豚バラ肉と鶏団子など鶏肉が入った胡麻塩味のものがあり、味としてはあっさりとしているものの胡麻と胡椒のスパイスが効いて美味しいという評判があります。


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