2018年春場所の見どころ
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はじめに
(出典:コトバンク 「大阪府立体育会館とは」)
今年も難波に春を呼び、横綱や大関力士が星を落としやすいとされることから「荒れる春場所」とも呼ばれている大相撲春場所が11日から開催されます。
昨年の春場所は新横綱だった稀勢の里が奇跡の逆転優勝を果たして幕を下ろしましたが、今年は状況が一転しています。
今回は、その稀勢の里と新十両の貴公俊にスポットを置いて紹介します。
稀勢の里の引退危機
まず稀勢の里について、現状は先述した奇跡の優勝の翌場所である夏場所から5場所連続で全休したり場所の途中で休場したりしています。
そして、今場所も残念ながら休場することが決まってしまいました。
このことから来場所が進退をかけた場所であり、改善されていなければ引退する可能性があるという意見などが少なからず出ています。
これには怪我以外にも別の要因があるためと考えられます。
たしかに休場した最大の原因として、大怪我を負った場所から半年間はその怪我が完治されていないことが挙げられますが、それ以降は別の箇所を怪我したり体重が増加するなどの体格面に問題が生じたりしたことによるものも現れています。
特に先場所は取り組みが始まってから数秒ほどで相手に重心を上げられて寄り切られる内容が多く見受けられるなど、明らかに怪我以外の影響が出ている可能性が高いと考えられます。
また今年で32歳になり体力的な回復も厳しくなっていると考えられることから、怪我を完治できても全盛期のような左四つに組んでからの攻めが見られる可能性は低いかもしれません。
さらに、状況的には場所の途中で右膝に大怪我を負ったにも拘らず横綱武蔵丸との優勝決定戦の末に優勝した貴乃花と重なる面もあり、彼もその感動的な場所から1年以上怪我の治療などで全休しています。
復帰できた直後の場所を除いてそれ以降も怪我の状況が良くなかったことなどから、結果として半年も経たないうちに30歳で現役を引退していること考えても引退危機の声が出てきても仕方ないと思います。
来場所出場した場合は、少しでも土俵際を残すなど横綱らしい相撲が数番でも見られることを願いたいと思います。
貴公俊の紹介
一方で、楽しみな若手力士の1人として新十両を果たした貴公俊を紹介します。
貴公俊は平成9年生まれの若手力士の1人で、中学卒業後に貴乃花部屋に入門するまでバスケットボールのスポーツ経験はありましたが、相撲経験はありませんでした。
(出典:日本相撲協会公式サイト)
関取に上がるまでの丸5年間で、右四つに組んでからの寄りと投げという強みを身につけていくことができました。
そして先場所は東幕下7枚目の番付で5勝2敗の好成績を収めることができたことなどが評価されて、今場所の新十両を果たすことができました。
また、貴公俊には先に関取に昇進した双子の弟にあたる貴源治がいることから、兄弟関取が誕生したことになりますが双子のケースは史上初の事となりました。
ちなみにこの2人は幕下時代の1年間、巡業など花相撲の際に行われる初っ切りを担当しており、双子の初っ切り力士として当時話題になりました。
まとめ
(出典:ゴマのブログ 「大阪府立体育会館に来ました」(平成20年4月20日付))
このように今場所は、稀勢の里のように心配する力士がある反面、貴公俊のように楽しみな若手の新十両力士が現れたことなどから、昨年のような盛り上がりと白熱した内容を伴った相撲が幕内や十両の土俵を中心に見られるかもしれません。
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